- 仕事にやりがいを持つにはどうしたらいいの?
- やりがいって必要なの?
- そもそも仕事のやりがいって何?
仕事のやりがい、誰でも一度は考えたことがあるかもしれません。
仕事でなんとなくモヤモヤを感じている方は、「仕事にやりがいがない」と思うことも多いのではないでしょうか。
では、あなたの考えるやりがいとは、いったいどのようなものでしょうか。
それを持つことで、いったい何が嬉しいのでしょうか。
それを満たすことは、あなたの中にある何を解決してくれるのでしょうか。
この記事では仕事の「やりがい」の正体を明らかにし、あなたのそのモヤモヤを少しでも解消するお役に立てればと思っています。
やりがいを感じるための4つの要素
仕事でやりがいを感じるのは、主に4つのポイントがあります。
- 報酬・評価
- スキルアップ
- 性格に合致した業務内容
- 影響力(他者貢献)
いかがでしょうか。
少し考えが整理された感覚はありませんか。
「やりがい」という、ふんわりとした言葉で考えるから自分の気持ちがボンヤリとして濁ってしまうだけです。
やりがいの構成要素を分解してしまえば、この4点に集約できるでしょう。
では、具体的にみていきましょう。
報酬・評価
自分の評価に応じた(評価以上の)報酬は、やりがいを感じる大きなポイントになるでしょう。
より多くの収入は、生活する上での安心感をもたらしてくれます。
現在の貨幣経済社会において、お金は自由の象徴だと私は考えています。
それは、衣食住の観点からも選択肢を増やすことができ、人生に豊かさをもたらしてくれます。
収入にこだわることはダイレクトにやりがいにつながるので、ぜひ最優先で取りに行って欲しいと私は思います。
スキルアップ
仕事をする上で自己成長に重きをおく人は少なくないでしょう。
たとえば、書類をコピーするだけのようなルーティンワークで満足のできる報酬を得られている場合。
これは一見するとうらやましい環境ではありますよね。
ただ、人はストレスのかからない環境下では逆にストレスを感じてしまい、他に何かをやりたいという感情が芽生えてきます。
あのドラえもんで有名なダラダラ生活大好きなのび太くんでさえも、そのダラダラした生活に飽きたという話もありましたね。
また、「年収800万円を超えると人の幸せを感じる度数はそれほど大きく上昇しない」といった研究結果もあります。
この研究結果からも、報酬に加えて成長を実感できる環境というのは、やりがいを感じるために大切な要素と言えます。
性格に合致した業務内容
好きなことを仕事にしようというニュアンスに近いと思います。
自分の好きなことであれば情熱も持てますし、そのだけ仕事にも没頭できるので、結果的に自己成長・高い評価(報酬)にもつながるのではと思います。
自分に適した業務内容を見つけるには、次の2つを整理してみてください。
これまでの自分の人生を振り返って、少しでも継続できていること
努力しなくても人よりできていること
それぞれ100個くらい紙に書き出せると理想です。
人によっては、自分にあった仕事をすることが、何よりもやりがいに感じるかもしれませんね。
影響力(他者貢献)
最後は影響力です。
他者貢献と言い換えてもいいでしょう。
誰の役に立っているのかわからないような仕事は、承認欲求が満たされないため、仕事そのものに興味を持てなくなる可能性があります。
「あなたがいてくれて本当に助かった、ありがとう」
こういう言葉を一緒に仕事をする人や取引先の人からかけてもらえると、素直に嬉しいですよね。
もっと頑張ろうという気になりますよね。
人の役に立っていることを実感しながら仕事をするのは、やりがいを感じる大切な要素と言えます。
すべてのやりがいを満たす環境はない
- 報酬・評価
- スキルアップ
- 性格に合致した業務内容
- 影響力(他者貢献)
もちろん、この4つの要素をすべて満たすことのできる仕事が理想です。
では、どうやったらそのような理想の仕事を選択できるのでしょうか。
残念ながら全てを満たすことはできません。
というよりも、そのような自分の志向に100%合致した会社は世の中に存在しません。
なぜなら、会社というのは、あなたではない別の誰か(会社の社長)が、その人自身の理想の追及を目指して作り上げた船だからです。
他人の作った船に乗って100%満足するというのは、無理な話でしょう。
転職したところで、結局、ないものねだりの延長になってしまい、「やりがいを感じられない」という壁に再度ぶつかることになります。
私の考えはこうです。
4つの要素のうちすべてを今の会社に求めるのではなく、足りない要素は別の環境で満たせばいいじゃない、ということです。
- 会社は報酬という要素だけを取りに行く
- スキルアップや自分のやりたい仕事は複業ビジネスにチャレンジして満たす
- 影響力(他者貢献)は趣味のスポーツで満たすなど
会社だって人生の一部にしか過ぎないのだから、自分の都合のいいように利用するくらいでちょうどいいと思っています。
私としては、会社は報酬を取りに行くのをおすすめします。
毎月決まった日に決まった報酬を得られるのは、心の安定にもつながります。
漠然とやりがいがないとは思わず、人生に必要な要素は環境を変えながら、戦略的に集めることを意識してみてはいかがでしょうか。